クラウドサーバーとは?
クラウド(クラウドコンピューティング)は、コンピューターの利用形態のひとつで、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター(クラウドサーバー)が提供するサービスを複数のユーザーが各々のパソコン・スマートフォン・タブレットなどを使って利用します。
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概要としては、ユーザーが手元にあるパソコン内のソフトウェアやデータを利用するのではなく、ネットワークを経由してクラウドサーバーの中にあるソフトウェアやデータを使う物です。また、クラウドサーバーは、一般的に使われているレンタルサーバー(共用サーバー)と同じくレンタルするという点では同じなのですが、大きな違いがあります。レンタルサーバーは、その1台を全てのユーザーが共有して利用します。
つまり、1台分のCPUやメモリを各ユーザーが共有し、一人一人が自分のWebスペースを所有しているわけです。これに対して、クラウドも1台のクラウドサーバーを複数のユーザーが利用するのですが、この1台の中に複数の仮想的に作成されたサーバーがあって、各ユーザーが自分の分を使用します。これがクラウドサーバーとレンタルサーバーの大きな違いです。この時、各ユーザーごとにCPUやメモリも仮想的に作成されるのも大きな特徴です。次に、クラウドのメリットとデメリットを紹介します。まず、メリットとして導入時の初期費用を抑えられる事が挙げられます。自社で環境を整える場合には機器や通信回線を用意したり、通信環境を整えるための費用が必要となりますし、レンタルの場合でも初期費用が10万円を超える例もあるなど、相応の負担がかかります。
一方、クラウドは初期費用が無料である場合が多いため、大幅にコストを抑えられておすすめです。他のメリットとしては、管理や運営をクラウド提供者側に任せられるのでコストや手間を負担しなくて済んだり、バックアップ・復元が簡単に行えてデータ消失のリスクに備えられる点が挙げられます。続いて、クラウドのデメリットは、規模が大きい場合に数十万円ほどの月額料金がかかってしまう事です。中長期の利用を予定しているユーザーは、この事をよく知っておく必要があります。なお、クラウドはネットワークを利用するサービスなので、情報漏洩の危険があります。
通信の暗号化などセキュリティがしっかりしている運営会社を選ぶべきでしょう。また、ユーザーが使いやすいようにカスタマイズしづらいため、必要なカスタマイズが出来るかどうかを前もって調べておきましょう。