個人サーバーとは、自宅やホームサーバーともよばれ、自宅に設置されているためこの名前がついています。個人サーバーに必要な物は、ハードウェアのサーバーとメールなどを管理するメールサーバー用ソフトウェアです。メールサーバーの構築に必要不可欠なものが、メールサーバー用ソフトウェアで、その代表的なソフトがPostfixです。

Postfixとは、メールの送信用のソフトウエアです。受信用には別に、Dovecotなどのソフトウェアが必要となります。Postfixは、オープンソースで提供されていて、誕生してから20年も経っていて改良されてきた安全で使いやすいソフトウェアです。使用上のメリットは最大3倍の高速で使用出来て、設定によってセキュリティが強化されていて、個人の利用者が多くてインターネット上で関連情報やトラブル情報が沢山公開されて不具合があった時に対処法を見つけやすい点です。逆にPostfixの使用上のデメリットは、SMTPサーバーとしての機能しか無くて、受信用に別のソフトウェアが必要になる事です。
初心者でも解りやすいように、Postfixの設定方法について以下で詳しく解説して行きます。まずインストールする前に、利用するサーバーのハードウェアが推奨を満たしているのかを確認します。もしも満たしていなければ、利用後の動作で不満を感じたり、エラーを起こす可能性があります。ハードウェアが推奨を満たしたら、ソフトウェアの最新版をインストールします。インストールが終わったら、設定のための準備をするために、設定ファイルを用意して内容をターミナルエミュレータに表示します。そしてこの設定ファイルは、このままでは上手く機能しないので、ファイルを一部修正する必要があります。この修正作業がかなり面倒で、設定ファイル中の中にある特定の記号を削除して行き、それぞれの動作を有効化していく作業が必要です。約20カ所の修正が必要なので、手間のかかる作業ですがやり方はネット上で調べれば簡単に見つかります。全ての箇所が修正し終わったら、保存を行ってソフトウェアの再起動を行います。これでインストールに関しての作業は、全て完了です。次にこのソフトウェアを使用するメリットである、セキュリティ対策を行います。SASLのインストールを行うには、途中に1カ所の修正が必要となります。修正してインストールしてSASLをソフトウェアの設定画面に追加したら、保存してまた再起動します。これによってファイアウォール機能を設定出来るようになり、セキュリティを強化できます。